品質システム四方山話 No. 239

感情の行方


 今週は支社の調査測量課長より寄稿頂いたので紹介します。

人間は、感情によって行動や発言が変わってくる。常識では理解できていても、感情が納得してくれないという場合があり、この感情がなかなか厄介なもので、思い通りには動いてくれない。

たとえば顧客との打合中「今まで気分が良かったのに、ただの一言で感情を害してしまった。」という経験は有りませんか。

なぜそのような感情を相手に芽生えさせてしまったのか、言葉にならない相手の心理を考えていくうちに、ふと、今まで気がつかなかった相手に対する自分自身の感情に気づくことがあるはずです。

何かを始めようと思ったとき、後悔しないためにもチャレンジしてみようという気持ちが芽生えたとき、「あの時やっていれば・・・という言い訳をしたくない。」「いつかやろうでは一生できなくなる。」といった様々な感情がそこに表れる。

人間の感情というものは、何かを感じたそのときから始まり、何もしなければ、時は、あっという間に過ぎていってしまうものです。

会社内でも、同じ状況下で不満ばかり言うマイナス志向の人と、現在の状況に感謝しプラス志向で捉える人がいる。これもまた人間の感情がなせる技である。

例えば、価値観を見出すことができると、生きることが楽しくなる。楽しくなると、普段気がつかないことに対しても感謝の気持ちが芽生えさらに好転する。

反対に、他人の境遇をいつも羨ましく思い比較する生き方には進歩はなく、嫌だと思うと益々マイナス志向になり「満たされない」気持ちで人生を過ごすことになるのです。

相手が自分に対して何を感じ、求めているかを理解できない限り、ビジネスでもプライベートでも親密な人間関係は成立できません。自分中心の目線で物事を判断し、その時、相手がどんな気持なのかということを考えようともしないのでは、これ以上相手に近づけません。

また、常に前向きに物事を考えられる人と、否定的に考えてしまう人の違いは何処にあるのか考えたことがありますか?

人は誰でも今までの経験や周りの環境が心にインプットされています。それらの潜在意識の違いが物事の捉え方の違いになっているのです。

いつもイライラしていたり、すぐにあきらめてしまう人は、過去の経験から「どうせだめだ」という潜在意識がどこかに存在しているからなのです。

いくら「前向きに行動しよう」と周囲が言っても、本質的な潜在意識の理由を考え、修正しない限り改善できないし、逆にいえば、潜在意識を修正すれば、心の悩みから解放されるということになると思います。

人は、一人では生きていけないし、互いに助け合い協力していく中から連帯感が生まれる。

「自分だけよければ」と考えている人には誰も協力しなくなるし、「頼む、協力してくれ」と素直に言える人は、積極的に人のために行動できる人になれると思う。

「誰の助けもいらない、自分で全てやる」と考えている人のまわりには誰も集まらなくなるし、みんなに協力を求め「ありがとう、助かった」と心から言える人の周りには、自然に人が集まってくるものです。

何もしなければ何も変わらない。リスクを負ってでも夢や目標にチャレンジする人生もある。

人間、気の持ち方一つでどうにでもなります。

毎日を、くよくよ考えず、自分に正直に生きていけたら、きっと幸せになれるでしょう。


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